「口臭」と一言で言いますが、寝起き、お酒を飲んだ後、疲れたときなどシチュエーションによってニオイが違うと感じたことはありませんか? 口臭の原因となるガスは、実はいろいろな種類があるのです。あなたが気になるニオイの正体が分かれば、口臭の対策も具体的に分かるはず。一緒に口臭の原因となるガスについて知識を深めましょう。

口臭を構成しているガスは大きく分けると2種類あります。一つは口腔内ガス(お口の中のニオイ)、もう一つは呼気ガス(息を吐いたときのニオイ)です。
したがって、口臭の原因を見つける際は、まずは口臭の出どころを突き止めることになります。
口臭を構成するガスの分類
(1)口腔内ガス(Oral Malodor)
(2)呼気ガス(Bad Breath,The Breath Ordorなど)
主に揮発性硫黄ガスと呼ばれるガスがニオイの原因。口内に潜む嫌気性細菌(酸素を嫌う細菌)がお口の粘膜やたんぱく質成分を分解する酵素を出し、硫黄性化合物を発生させます。
揮発性硫黄ガス
硫化水素(卵が腐ったような臭い) ・ メチルメルカプタン(生臭い臭い) ・ ジメチルサルファイド(ごみのような臭い)
特に歯周病がある場合は要注意!歯周病は口内の組織が破壊されるため、嫌気性細菌の温床になってしまいます。逆に言えば日常生活から虫歯や歯周病に注意すれば口臭を防げるということ。口臭の原因は虫歯や歯周病など一般的な歯科治療によって改善される場合も十分にあるのです。
腸管から発生するガス
(1)水素ガス(H2):
腸内細菌の産生するガス
(2)メタンガス(CH4):
消化管内細菌(腸内メタン産生菌)により作られるガス

水素ガス、メタンガスは腸内に住んでいる細菌が活動する際に発生させるガス。
水素ガス、メタンガスの含まれる比率によって、腸内細菌の働きを知ることができるのです。
口臭の原因を探るためには、口から出る様々なガスを調べて広い視野で原因を見つけることが重要なのですね。
次回はこれらのガスを測定するための口臭測定器についてご紹介します。