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スウェーデンのデンタルショー、「SWEDENTAL」。その会場でDr.HONDAは現地で働く歯科医師から歯科事情について貴重な情報を入手します。スウェーデンの歯科診療制度に加え、北欧が抱える問題も話題に上りました。
シリーズ最終回として今回はその問題と解決の糸口をご紹介します。
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会場で不思議なブースを発見。 北欧の美しい山々や海などをアピールする写真が飾られています。これは現地観光局のブース?と思わず見間違えてしまいそうなほどです。
さて、これはどのような目的のブースなのでしょうか? 会場で出会った、現地歯科医師のお二人にDr.HONDAが質問しました。
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このブース、Folktandvardenという企業のもの。各地方自治体によって運営されており、歯科全般のサービスをスウェーデン国内に広く提供する公的機関であり、このブースでは歯科医師をリクルートしているようです。
スウェーデンは気候が厳しく、都市部以外での歯科医が不足しているとのこと。ストックホルムやヨーテボリなど都市部に歯科医師が集中してしまい、地方での歯科医師が足りないようなのです。
実はこのお二人もスウェーデン人ではなく外国人。外国からわざわざスウェーデンにやって来たのは、このような理由にあるのです。
●参考サイト: http://www.ftv.sll.se/templates/page.aspx?page_id=375
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そんな歯科医師不足を解決するために活動しているのがこのFolktandvarden。国内外から歯科医師を地方に誘致するため、各地方の魅力をアピールし、厳しい気候ながらも楽しんで滞在してもらえることをパンフレット等の配布を通して訴えていようです。
右の写真はそのパンフレットの一部。歯科医を呼び寄せるにはまずその土地を知ってもらうのが一番ということですね。
ブースの前で立ち止まっていると、Dr.HONDAもスカウトされてしまいました・・・。それにしても日本の歯科医院の過剰ぶりとは正反対です。 |

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4回にわたりお送りしました北欧歯科事情レポートはいかがでしたか?
スウェーデンの歯科事情は日本とは全くシステムが違うようですね。これほど歯科治療や予防歯科の発達している北欧の一部で歯科医師が不足している一方、予防歯科などに遅れを取る日本では歯科医院がコンビニの数を超えている・・・。何だか不思議な気がします。 |
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